こちらに来て、日本人だとor日本にいると、
なかなか気づかないことが色々あるなあ、と改めて思う。
その1)宗教
『宗教』に関してあまり知識がないので、深く書くことは避けたい。
だけれど、世界にはいろんな宗教があって、それを深く信仰している人がいるわけで、
いくら自分が無宗教だからと言っても、そういう人たちのことをちゃんと理解して
あげなくちゃいけない。
いろんな国の人が来ているこの学校にもちゃんとチャペルがあるし、
ムスリムの人たちのためのお祈りの場所もある。
しかし、彼らに言わせると、まだ配慮が足りない。と。
例えば、イスラム教の男性は金曜日の昼にお祈りの時間があるのだけれど、
その時間に自分の取りたい授業が被って取れなかった。とディレクターへの
フィードバックであるクラスメイトは言っていた。(なるほど・・・)
先日のMehandiセッションの時、インドネシアのMiminが「プレイがあるからできない」
と言って、Mehandiをやらなかった。
私は、なんだ遊びに行くのか?って思ったけれど、
「play」じゃなくて「pray」だった・・・。
途中、フラット主の子の部屋を借りて、お祈りをしていた。
さらには、イスラム教の人は豚肉は食べないし、その他のお肉もハラルしか食べない。
この「ハラル」って言葉、私は数年前に知った。
日本でJICAに研修に来た人びとの1日東京観光ご案内っていうボランティアを
やったことがあって、その時にJICAの担当の人に教えてもらった。
ハラルはイスラム教の戒律に則って、処理されたお肉のこと。
なので、ロンドンなんかじゃあ「ハラルレストラン」って看板をよく見かける。
まあ、人によって信仰の深さも違うわけで、それによって戒律を
どれだけ守っているかも違う。
宗教に関する質問は非常にセンシティブなので、私などは知識がないから
怖くてできない・・・。でも、ガンガン聞いちゃう人もいる。
その2)ビザ
日本人は基本的にヨーロッパのほとんどの国をビザなしで旅行できる。
これは日本って国の外交と信用のおかげだけれど、他の国は必ずしもそうではない。
中国、インド、インドネシア等々、ヨーロッパ以外のほとんどの人びとは
どこに行くにもビザが必要。(ちなみに、台湾の人は必要ない)
なので、一緒に旅行に行くにも誘いにくい。
もちろん、ビザの申請はタダではない訳で、時間もかかる。
数カ国回れるマルチなビザもあるみたいだけれど、お値段もそれなりにするようで、
金銭的に旅行を断念する人もいる。
明日、パリに行こう!と急に思い立っても、彼らにそれはできないのだ。
今日は、クラスメイトのトニー(ナイジェリア)からルーマニアに行くのに、
どうやってビザを取ったの?と質問のお電話をいただいた。
私はいらないんだな。お力になれずに申し訳ない。
日本人のビザの要否が載っているサイトはこちら
(ちなみに、カンボジアについて、空港で可って書いてあるけれど、
少なくとも私が旅行した数年前は係員に"お金を渡せば"空港で可だった。)
ビザ以外にも、
特定の国の人はイギリスに半年以上住む場合は警察に届け出が必要。
しかも、登録にはお金を取られるらしい。
もちろん、日本は対象外。
ありがたや、ありがたや。
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